おどろくことに、美容室の髪型の作り方の殆どは自己流というか自サロン風なのです。
美容学校ではカラー剤の薬剤とかパーマ液の特性とか習わないのです。もちろんカットも世の中で通用する技術は習えません。美容師の国家資格は公衆衛生ですから、、、。
ですから、国家試験に合格して美容室に就職して就職先の我流で技術を習得するので、美容師を目指す人は、一番最初に就職したサロンによって人生が左右されるわけです。
我流が殆どの美容界でも、世界的に通用する作り方もあります。
その作り方は大きく分けて2通りに分類されます。
服に例えると、プレタポルテ方式とオートクチュール方式という感じです
・日本は、プレタポルテ方式 が多いです。
プレタポルテ方式とは、大量生産できる既製服のことです。
マニュアルを使用して効率的に短時間に作業を終えることができますので、お客様の待機時間と、サロン効率も良くなります。
また、教える方も教わる方もマニュアルにそってテストに合格していけば良いというわかり易さがあります。
・残りの数パーセントが、オートクチュール方式 です。
オートクチュール方式とは、その顧客1人1人に合わせて仕立てられるオーダーメイドの一点物のことです。 効率は悪くなりますが、プレタポルテ方式でご満足いだだけないお客様は、オートクチュール方式でないとご満足できるのは難しいと思われます。
また、マニュアル等は無く「自分がどうなりたいのか?」という強い志が無ければ技術を習得するのは難しいです。
どちらが優れているとか優れていないとかの話ではありません。
美容師を目指す人で、1から順番にマニュアルに沿って一つ一つクリアーしながら体育会系のように技術を習得しないと、スタイルストになれない人もいます(日本の場合与えられる課題をクリアーするというシステムに慣れているのでこちらが多い)
逆に、子供の頃からファッションに関心を持っていて自分のセンスに磨きをかけながら技術習得したい人には、マニュアルのテストをクリアーしていく作業は苦痛で美容師になることを諦める人もいます。(日本はプレタポルテ方式が98%近くだから)
もう一度言いますが、この2つは髪型を作る考え方の違いであってどちらが間違っているとか正しいというわけでありません。お客様が満足されればそれで良いのです。
ただ、プレタポルテ方式で解決できない人はオートクチュール方式のサロンでなければ解決が難しいです。
ドライカット、エフィラージュカットと呼ばれるような技術をHP等で謳っているサロンはオートクチュール方式になります。
もちろん、プレタポルテ方式に「コンフェクション」「レディ・メイド」などのように大量生産で粗悪である物もあるように、ドライカット、エフィラージュカットと謳っていてもオートクチュール方式にもレベルの違いがあります。
リアルクローズは、オートクチュール方式であり、勤務するスタッフは、その技術を学び提供するために勤務しています。
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