1950年代からのモードの動きを見ていきましょう。50年代は布地を多様した裾広がりのスカート姿の女性たちが町を彩りました。
当時はアメリカ経由で紹介されたスタイルだった為 「アメリカンスタイル」 と称されていましたが、原型はパリでクリスチャン・ディオールが発表して世界に流行した 「ニュールック」 です
クリスチャン・ディオールが発表したニュールック
1950年代半ばからファッションリーダー的存在だったのが、オードリヘップバーン、ブリジットバルドーでした。
ヘップバーンは優雅なロングフレアースカート。サブリナパンツにペタンコのバレエシューズ、映画 「ローマの休日」 のヘップバーンカット
バルドーは、セクシーでルーズにまとめたアップ 「ニュールック」 から影響を受けたロカビリーファッションも流行しました。
この時、ヘップバーン、バルドーをはじめ、モナコのグレース王妃、ジャクリーン・ケネディー夫人、ソフィア・ローレンや世界の王侯貴族やトップレディーたちのヘアーを手掛けていたのが “ヘアー界の大御所” アレクサンドル・パリ です
ヘアースタイリストが注目を集めたのも彼が最初です。
次回に続きます。