カットのこと(第1回)
2015/01/08
明けましておめでとうございます!オグスです。
前回の自分の記事からかなり期間が空いてしまいました,,,
今年は!継続して!更新していきたいと思っております!
プライベートのネタはあまり公にできないので(変なことはしてませんよ^^;)
以前の記事で告知していた「カットのこと」をゆっくり書いていきたいと思います!
これからRealClothesにお越し頂くお客様はもちろん、
既に通って頂いているお客様や、カット講習の受講生の方々に
少しでも我々のカットのことが少しでも伝われば幸いです。
あくまで僕の解釈と言葉でのことなので、限界はありますが大目に見て下さい!
僕の言葉でゆっくりと、書けるだけ書いてみようと思います!
第1回目は「気持ちの良い髪の毛ってなんだろう?」
よくご新規のお客様から
「髪の量が多いので、とにかく量を減らして、梳いてほしい!」
そんなお声を聞くことが多いです。
僕自身も毛量が多く、
学生の頃なんかは自分で髪を梳いていたりしました。
(気弱だったので美容師さんに不満を言えなかった笑
確かに気の済むまで毛量を取っていくと気持ちの良いくらいに軽くなるのですが
出来上がりの髪型はいつも「ヒヨコのようなホワホワした情けない髪」になるのです(涙
そして1~2週間後には根本から新しい毛が生え始め、また重く感じ始め
その度に根本の毛を梳いていくとまた「ヒヨコ」に,,,
近くの美容室では髪の毛を軽くしてくれないし、どうしたらいいものか、、と悩んでいたものです。
美容師になり、勉強して出た答えは「髪が筆先のようになればいい!」
ということです。

皆さん触ったことがあるかと思いますが、お習字の筆ってとても気持ちがいいですよね。
根本には毛がある程度詰まっていて、段々と先細りになっていく。
実はこの状態が、気持ちの良い髪の毛の状態なんです!
僕が学生の頃にセルフカットしていた髪の状態は、量を減らすことを意識しすぎていて
根本に十分な量がなくコシがなくなり、毛先もヒラヒラしてしまいハリが無い。
それでも頭皮から生えてくる新しい毛は、梳いたりもしていない100%の自毛。
これでは綺麗な筆先のバランスにはなりませんよね。
筆先のような気持ちの良い髪の毛を作ってあげると、指通りも良く、艶が出て、多少の月日が経っても重みを感じにくく、何より髪が生きているように動くようになります。
これは多毛や剛毛の方に限った話ではなく、
細い毛の方や、毛量の少ない方にも同じように言えることです。
細い、少ない、からといって「ブツ切り」だけをしてしまっては髪が止まってしまうのです。
もっと細かく言えば、長い毛だけでなく、刈上げのような短い毛も
根本から毛先に向かって小さな先細りを作ってあげれば伸びた時の具合が変わります!
毛量、髪質、長さによって多少の違いはあれど同じ髪の毛です。
「筆先のような気持ちの良い髪の毛の状態」をベースに考えて、ヘアースタイルは作られていくのです!(*_*)
さてさて、こういった具合で第2回へと進んでいきます...(*´ェ`*)